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福岡進出企業へのインタビュー

サン・マイクロシステムズ株式会社

サン・マイクロシステムズ株式会社
サン・マイクロシステムズ株式会社
【代表者】西日本営業本部 九州支社 支社長代理 中田 明
【所在地】福岡市早良区百道浜2 丁目1 番22号 福岡S R P センタービル308 号
【電 話】092-834-0101
【設 立】1982 年
【事業内容】ネットワーク・コンピューティングの基盤となるコンピュータ・システム、 ソフトウェア、関連機器および保守・教育等各種サービスの販売

中田明 九州支社長代理に聞く

 2003 年4 月、サン・マイクロシステムズ株式会社が東京、大阪に次ぎ、日本で3 番目の支社を福岡市早良区百道浜にあるソフトリサーチパークセンタービル内に開設しました。これは、私どもが九州を新規ビジネスおよび地域ビジネスのモデル地区としたことによるものです。
 弊社は、1982 年にシリコンバレーで誕生したサン・マイクロシステムズ社の日本法人であり、「The Network Is The Computer(TM)」というビジョンのもと、Java(TM)テクノロジーの生みの親として知られ、サーバー(UNIX(R),Linux,Microsoft Windows向け) 、ストレージ等のハードウェアのみならず、幅広いミドルウェアソフト群を有した、総合システムベンダーとしてグローバルに活躍している企業です。

なぜ九州へ?

 現在の日本の国際競争力は、世界第1 位から現在30位まで転落しています。これは国際競争力を持った新しい会社や製品が生まれないことが原因だと言えるでしょう。そして、その理由は、東京での家賃・人件費といった高い固定費が経営を圧迫していることが一因となっています。そして私どもは、これを、“ 東京一極集中モデル” の限界であると考えております。

 そこでなぜ九州なのか。私どもが九州エリアに注目する理由は、3 つございます。
 1 つ目は、世界の基幹マーケットの地理的な中心であること。九州は日本の中でも、中国・韓国との接点としてのイニシアチブを持ちます。また、九州・中国・韓国を結ぶ環黄海エリアは、市場人口ではEU に匹敵するほど巨大で、アジアの基幹マーケットとして、世界経済の中でも非常に重要性に高いものです。
 2 つ目は、日本の主要産業である製造業のほとんどが九州に主力工場を持ち、最近ますます、中国市場、東アジア市場向けの輸出入の玄関口としての、九州エリアの重要性が増しています。
 3 つ目は、大規模プロジェクトが日本の中で最も多く進行していること。
 具体的には、全国総合開発計画における「アジアと一体化して発展する地域」としての位置づけや、日本の中でも地域産業活性化・地域再開発プロジェクトが最も多く計画されている点です。

 九州の経済規模を見た場合、その大きさは域内総生産3,683億ドル、日本の8.8 % の占めています。これは、実に世界12位レベルの大きさであり、オランダと韓国の中間規模です。つまり九州で1 つの国レベルということを示しています。

なぜ福岡へ?

 先ほど申し上げましたように、私どもは日本の国際競争力の低下を“東京一極集中モデル” の限界であると考えております。東京に比べ福岡は、家賃・人件費といった固定費が安いことが大きな魅力です。ひとつの例なのですが、同時期に東京で設立したベンチャー企業A 社と、福岡で設立したベンチャー企業B 社とを比較したしてみたところ、東京の企業A 社は、売上額は大きいものの固定費に追われ、赤字決算となっている。その一方、福岡の企業B 社は、売上額はさほど大きくないものの、黒字も達成し、国際特許を含む特許を3 件取得している。といった現状が浮き彫りになりました。つまり福岡のB 社の方が競争力の高い企業として成長しているのです。

 また、九州の中でも福岡は、韓国・中国と特に近い環境にあることも魅力です。福岡-東京間は飛行機で移動するのに1 時間30分要します。それに対し、福岡- ソウル間は飛行機で1 時間15分、福岡-上海間は、同じく飛行機で1 時間30分と、福岡は東京への移動時間と同程度の時間でアジアへと移動できるロケーションなのです。これは、世界経済が最も注目するアジア市場を開拓する際の大きなメリットでありアドバンテージであると言えるでしょう。もう一つ、私たちが福岡の地を選んだ理由としてお伝えしたいのは、福岡は、アメリカ西海岸のシリコンバレーの雰囲気と非常に似ており、それは地理的な条件( 雰囲気も含め) のみならず、地域の大学、県や市といった自治体の皆様のオープンなお人柄も、重要な要因でありました。人と人とのつながり( ネットワーク) が新しいビジネスを創出する、まさにシリコンバレーの文化が感じられたからです。

今後の展望

私どもの最大のパートナーは、私どもの提供する技術を使っていただけるエンドユーザーです。東京では、エンドユーザーに様々な過剰コストや不良資産が足かせとなり、私どもの提供したシステムが、本当に利益をもたらしたかどうか、結論が出るまで時間がかかるのが現状です。そこで、九州でエンドユーザーの抱える問題を理解し、それを解決する為に本当にいい仕組みをつくれば、エンドユーザーの利益に直結した良い効果を短時間で出すことができるかもしれない、私どもはそう期待しております。

今後、福岡・九州で実現したいことは
1.九州地区で地に足をつけたビジネス基盤を確立すること。
2.Java、Solaris(TM) OSといった私どものテクノロジーをベースとしたコミュティーを活性化すること。
3.福岡・九州から全国のモデルとなる経営手法やビジネスモデルを東京および全国に逆輸入し、世界に広めることです。そして、それによって福岡・九州が日本の経済を救うものと期待しています。


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